直訳だけでは、うまくいきません

英文を正確に読むためには、日本語に頼るのではなく英語をそのまま頭で理解しようと努力することが大切です。

 

見たり読んだりした英語をいったん日本語に訳してから理解しようとする人が多いのですが、それでは、速く読めないだけでなく、正しい理解もできなくなることがあります。

 

たとえば、or という単語ですが、日本語だと「または」と訳してしまう所ですが、その日本語を頼りに英文の意味をとろうとすると大きな間違いをすることがあります。

 

次の英文はどのような意味でしょうか。

I don’t like meat or fish. この文章を、or を「または」で訳すと、「私は肉かまたは魚が嫌いです」となってしまって、どちらか一方が嫌いなような感じを受けるかもしれませんが、正しくは、「私は肉も魚も嫌いです」が正しい意味です。

 

結局 or の部分だけを見て、意味を判断するからこういう間違いが起こるのであって、否定文を表す not or の前にある場合は、not A or B で、「AでもBでもない」ということなのです。

 

反対にnot (both) A and B は、「ABの両方というわけでない」という意味になります。

 

このように、リーディング力向上のためには、英語を日本語に逐語訳ということをやめなければいけません。

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