英語の発音を上達する勉強法
正しい発音をまず覚える
発音の勉強法については、正しい発音をまず覚える必要があります。
これは独学で可能であり、ネイティブの発音を記録したCDを使って簡単にできます。
具体的には、「真似る」ことが大切です。
CDを繰り返し聞き、ネイティブの発音を自分なりに真似ていきます。
普段の学習においてこれを意識していれば、自然と発音は正しくなっていきます。
発音を誰かに確認してもらうことも大切
一方で発音の勉強法は、誰かに確認してもらうことも大切です。
これはネイティブスピーカーと話す機会があると効果的です。
オンラインの英会話スクールのレッスンは、あらかじめ内容が決められているものもありますが、自由に会話をする時間もたいてい設けられています。
そこで発音を確認してもらうといいでしょう。
また、一人でも発音をある程度確認することはできます。
一つは、レコーダーなどを利用して自分の声を録音する方法です。
自分で発音していて、CDとほとんど同じと思っていても、レコーダーで客観的に聞いてみると、全然ネイティブと違うということはよくあります。
何度も録音しなおし、舌の動きや口の動きで発音のコツを覚えていきましょう。
また、市販の英会話教材の中には、コンピューターで発音を練習できるものもあります。
skypeなどで使うマイクを利用して、コンピューターに声を録音し、それを解析していきます。
ネイティブの発音をコンピューターで視覚的に表し、それを自分の発音と比較できるソフトもあります。
このようなソフトは特殊なものなので、skype英会話などでネイティブに聞いてもらう方が手軽でいいでしょう。
早い段階から発音を学ぶのがおすすめ
また、発音の勉強法については、早いうちに行った方がいいです。
英語の基礎力がないうちでも、発音の練習を優先すべきです。
変なクセがついてしまうと、それを後で矯正する作業が必要になるからです。
クセというのは厄介で、一度ついてしまうとそれが当たり前になってしまい、とっさの場面でクセが出てしまいます。
英会話が上手な人でも、発音が微妙な人がいますが、それほど矯正は難しいのです。
発音がある程度きれいになってきたら、それを自然に出すための訓練をしましょう。
例えば、シャドウイングのような、ネイティブの声を追っかけて発音する方法がおすすめです。
ネイティブの発音を真似しつつ、遅れないように早口で音読していきます。
何度かシャドウイングをしたら、再び細かい発音について確認し、さらにたくさんの英文を音読していきます。
これを繰り返していけば、会話の際にも自然ときれいな発音が出るようになります。
英語の発音を上達する秘訣
日本語ではほとんど使わない発音を重点的に抑える
英会話の発音の秘訣は、英語ではよく使う発音のうち、日本語ではほとんど使わない発音を重点的に抑えることです。
実は英語には、日本語では全く使わない音がいくつかあります。
そもそも日常で使用しない音を、いきなり日本人が使えるわけがありません。
英会話が流暢な人でも、なかなかマスターできない音もあります。
これは意識的に練習をしないといけません。
一度コツを覚えれば、会話の中で自然と使えるようになります。
MとNの発音の違い
例えば、有名なものとしては「MとN」があります。
この二つの違いをしっかり説明できる人は少ないでしょう。
日本の英語教育では、どちらも「ん」としてしまっているからです。
たとえば、「simple」という英単語がありますが、これは和製英語で「シンプル」とされ、多くの日本人がそのままカタカナで発音しています。
実は、この「m」こそが、日本語にはない発音をもっています。
発音のポイントとしては、口ではなく鼻から息を出して「ん」と言います。
口を閉じたまま「ん」と言った時の発音と似ています。
特に、鼻の穴を空気が通っていく感覚をつかむと上手くいきます。
LとRの発音の仕方
ほかにも、「LとR」の発音も日本人には難しいものとして有名です。
先ほどのmとnは使い分けが出来なくても、聞き取りが出来なくてもそれほど問題はありません。
しかし、このLとRは、しっかり聞き分けできないと単語の判別ができないので、しっかり覚えておきたいです。
例えば「right」と「light」があります。これはLとRを聞き分けられないと、判別ができません。
もちろん、文脈で聞き分けることはできますが、音で判別できるに越したことはありません。
ほかにも、「pray」と「play」があります。意味を見ても、前者は「祈る」、後者は「遊ぶ」であり、全く違うものになってしまいます。
ほかにも、「really」など、一つの単語の中でLというとRを使い分けるものがあります。
このような単語の発音が上手にできると、ネイティブも感心するほどです。
流暢できれいな英語を身につけたい人は、特に注意しましょう。
Lの発音のコツ
LとRについてもう少し詳しく見ていくと、まずはLの発音のコツがあります。
これは、日本語では「ら行」の音に近いです。
ら行を口に出して言ってみると、舌が口の上部、歯茎の手前当たりに触れます。
ここからさらに歯の近く、歯と歯茎の間にまで舌を持ってきて、ら行を発音します。
これが「L」の発音に非常に近いです。
普段使わない動きのため、舌がもつれるでしょう。
これを意識的に訓練するわけです。
一方、Rはこの逆であり、舌を喉の方へ引っ込めた状態でら行を発音します。
『あいうえおフォニックス』英語 Lの発音① あかるいL
『あいうえおフォニックス』英語 Lの発音② くらいL (舌をつけた Dark L)
英語発音検定試験「 EPT® 英語発音テスト 」
あまり知られていませんが、実は一般社団法人 国際英語発音協会というものがあって、英語の発音検定を行っています。
2012年からスタートしていて、 EPT®(English Pronunciation Test )英語発音テストと呼ばれています。
EPT® 英語発音テストの試験概要
EPT® 英語発音テストとEPT® basicの2種類の試験があるのですが、 EPT® 英語発音テストがおすすめです。
EPT® 英語発音テストで90点以上を取得すると、英語発音指導士®になることができます。
受験推奨者 | 150字ほどの英文を初見で読める力のある方 |
試験方法 | 音読形式(会場またはオンライン) |
試験時間 | 5分程度 |
受験料 | 一般評価 : 4,950円(税込) 詳細評価 : 9,900円(税込) |