何かをお願いするとき、「どうぞお願いします」という意味で、頭に Please をつければいいと思いがちですが、実は Please の使い方は、そんなに簡単なものではないんです。
たとえば職場で何か仕事を頼むときです。
こういうとき、たとえ相手が部下であっても、”Please ~” という言い方はしません。
正しくは、部下に対しては “Can you ~ ?” です。Please を頭につけると、お願いというよりは命令に近くなります。
お願いの Please が使えるのは、相手が何かをしてくれることがすでに決まっているときです。
たとえば、相手の方から「~してあげましょうか」と言ってきたときです。
そのときは、
「Yes, please.(はい、お願いします)」
と明るく答えると、相手も喜んでやってくれます。
ものすごく嬉しいときは、
「Thank you, please.(ありがとうございます。お願いします)」
と言います。
お願いの Please は頭につけるのでなく、後ろにつけるものだと覚えておくといいでしょう。